No.176

2016.01
三津子の俳句つうしん







半襟の刺繍きらりと冬に入る


陽ざしの弱まった冬日の午後、金糸銀糸で刺繍してある半襟の柄を、どれくらい出そうかしらとワクワク気味。だって顔に最も近い場所なんだもの~

そしてそして顔映りを左右する重要なアイテムですもの。
   
























お猿さんたちは温泉が大好き♪

















みかん剥くたび賢くなる子かな


みかんは出っ張ったヘタの方から剥く?それとも凹んだおしりから?と、それはそれは、かまびすしい少女たち。どうでも、良いようなことを

議論して笑って、1ミリ2ミリづつ何かが成長するのだろう。
オナカの皮も笑ってよじれて戻れへん♪











おうおうと子ども集まるリンゴ風呂


よもぎに菖蒲、ミカンにユズ風呂は私宅でも入りますが、リンゴ風呂は初めて。ほのかな甘い香りを漂わせながら浴槽の中で浮き沈み。

子供たちの声も、うっき浮き。リンゴ産地では湯船にリンゴを丸ごと入れて楽しむのだ。体のあちこちに触れては笑いの塊ころころころ。










        
小春日の煙管くわえて隠居かな


結構ながーい、キセルを咥えたご隠居さんたちが、笑うでもなく寂しさを託つわけでもなく、口元の皺をゆるやかに、伸ばしたり縮めたり。満足そうに煙の行方を追っている。

昨今の禁煙・分煙化の影響でパイプを咥える人は皆無といっていい。











もう一度ミシン踏みたい落葉です


アナログの世界から一気にデシタルになるのもねえ。 少女時代に母の足踏みミシンを使ってブラウスを仕上げた達成感。

あの満足感をもう一度。

















冬空を破ってひとりになりたいなあ  




くちづけのいろに染まりし初音かな  




梅二輪最初はグーから喋ります




口元の皺かがやけり秋千草  




大槌にシャケ子フィーバー始まりぬ