No.175

2015.10
三津子の俳句つうしん







なりすぎた柿の気持の面映ゆさ


みなさんに柿を捥いで貰い木を軽くしている。柿が生りっぱなしで減らないのでは柿の木も、

お天道様に顔向けならず照れくさくもなるようで。そこのあなた、どうぞご自由に、もいでね。
   
























私の心も体も秋色です。

















台風裡おもちゃ広場に早変わり


台風~それが過ぎれば眼も当てられない風景に、やり場のない腹立たしさが湧いてくる。がらくた玩具の展示会場かと見まごうばかり。

手の付けようが無いのである。シルバーセンターから来て、すっきりしゃっきり片づけて貰い、ハァ♪♪♪











靑空の懐かしきかな掛け大根


煮てよし、おろしてよしの食卓の名プレーヤー、食卓の主役から脇役までこなすことのできる秋後半の女王様。

この時期になると、ダイコンの煮たのをたっぷりと食べたくなるんだよなあ。食べても食べても、お口の中は喜んでいるのよねえ。










        
ドングリは君が好きだよ覚えてるよ


今年は異常なほどドングリの豊作である。煮て食べられるものでもないけれど、私をホンワカと賑やかな女にしてくれる。

靴で踏みにじっても反応もなきゃ、音もしない。だがだが、ドングリは、この家の女あるじに踏みつけられた事、みんな覚えてるんだよ。












新旧の米びつ並ぶ良夜かな


古いお米は振り向かれず、ピカピカ新米が丁寧に扱われる。これが生きとし生けるものの中

での公式設定なの。仕方の無いことなのよ。チョッと大げさな表現だったかな~古米クン。


















はらからのはらはら散るや谷紅葉  




新幹線はなしの順序も素っ飛びぬ  




くろぐろと満金丹の月が出る




人も馬も睫毛やさしや秋に入る  




新幹線秋の深みを抜けてくる